親と温泉とホテルビュッフェ…と私

先日、75歳の父と、80歳の伯母(父の姉)と一緒に
2泊3日で青森に行ってきました。

私よりもお酒が強い父と伯母、
行きの新幹線に乗るなりビールを飲み(朝8時40分発ですよ…(-.-))
八戸では早速ご当地グルメに舌鼓を打ち
父も伯母もハマっている風景印スタンプラリー集め
(御朱印帳のようなもの)
のために郵便局を探して歩いたり、
奥入瀬渓流や十和田湖を観光するバスツアーに参加したり・・・
旅好きな父と伯母が、こんな風に旅を満喫しているんだなと
間近で感じ、私自身も楽しむことができました。
親が元気なうちに一緒に旅行に行く
これも終活の1つだなと

しかし
なんだかんだ言っても二人とも高齢者。
溶けかけの雪や凍った雪の上を歩くには不安があったり
温泉成分で床が滑りやすくなっている大浴場は
けっこう危険で、介護士の私としては心配要素がたくさん。
しかもどこに行くにも手にいっぱいの荷物を持ったままで。
特に伯母は足の運びが悪いので、転ぶリスクが高いのです。
父は早朝5時、起きぬけに温泉に入りに行こうとするので
ヒートショックをおこすんじゃないかとドキドキ。
まだ眠い私は布団の中から「温泉入る前に体操してね」と
声を掛けるのが精一杯でした(笑)

職業柄、勝手にヒヤヒヤしているだけですが
二人のことをちゃんと見守るのが私の役目となった旅。
それもまた楽しかったり、勉強になったりしていたけど
一つだけ「もうっ!(`´)」と思ったことが。。。

夕食も朝食もビュッフェスタイルだった今回の宿。
2泊とも同じ宿だったので、ビュッフェの食事は計4回。
ホタテの貝焼きやせんべい汁、沖サバ、
長芋やにんにくのサクサク揚げなどなど、
青森ならではのごちそうが
それはもうた~くさん並んでいて、
何から食べよう?とワクワクしながら
少しずつ色んなものを取り
地酒とともに食事を楽しもうと思っていた私は
このあと、父と伯母とはビュッフェの概念が違う
ということを思い知らされるのでした。

食べたいものを選んで席に戻ると
すでに大量のメニューがテーブルに並んでいて
そこに父も伯母も席にはおらず、
さらに何かを取りに行っている模様。

仕方なく一人で食事を始めていると
「みんなの分も取ってきた」と
3人前のお刺身の盛り合わせがドーン。
…私、自分の分のお刺身は取ってきたよ…
更にてんこ盛りの天ぷら、てんこ盛りのサラダ、各種お惣菜
…イカ団子とか、一つ食べればいいじゃ~ん…

とにかく「みんなで食べよう」「はるみもこれ一緒に食べて」
という前提で料理を取りまくってきているのです。
当の本人たちはあっという間に満腹。
あとは私が任されるという・・・。
私もそんなに入らない年齢なのよ。
そもそも他に食べたいものが色々あるのよ。
自分なりのペース配分があるのよ。
と、遠回しに伝えながら、必死で食べ、
明日の朝食ビュッフェは各々食べられる分だけ取ろうと
約束したはずなのですが・・・

夕食と朝食のラインナップが違うからか、
朝も同じような現象に見舞われるのでした( ゚Д゚)

結果4食とも、父や伯母の取りすぎ料理を引き受けた私。

最終日の朝食で、やっぱり取ってきたものが食べきれないと判断した父は
「急に歯が痛くなった。悪いけど・・・これ食べて」と
恐る恐るおでんの盛り合わせを私に差し出すのでした。

子供かっ!

まぁ、私が子供の頃はこうして私が食べきれなかったものを
親は食べてくれたんだよね~と思って頑張りました。

食後、温泉に1人で入り、部屋に戻ると
なんと・・・
二人でおせんべいやアップルパイを食べている・・・

え…?(゜o゜)

もう呆れるのを超えて感心しちゃいました(笑)

そして、今度親と旅行に行く時は、
絶対ビュッフェはやめようと心に誓ったのでした。
でも、これもいい思い出です。
父や伯母にもしものことがあった時、
わたしは絶対この旅行のことを思い出して
周りの人たちに話すことでしょう。

親と一緒に行くお出掛けプラン
リビングプルーフでイロイロ企画していこうと思います!
「こういう旅をしてみたいな」などのご意見、お待ちしています。

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